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  ムーブメント  
       
   

いつもこのホームページをご覧頂きまして有難うございます。 今回は時計の中身、ムーブメントについてお話しをします。最近はお客様が“どのブランドのムーブとどのブランドのムーブが同じ”とか、“中身があそこではイヤだな”と言われる方がいます。そこで私なりのムーブメントについての考えをお話します。 スイスの時計メーカーには「マニュファクチュール」と言われる自社一貫生産体制を持つメーカーと「エボーシュ」と言われるムーブメント専門メーカーから供給を受けているメーカーがあります。 マニュファクチュールにはパテック・フィリップ、ROLEX、ジャガールクルト等が挙げられます。メーカーとしてはマニュファクチュールが理想的なのかもしれませんが現実的には無理があります。もし全メーカーが独自のムーブメント、パーツ類を使用していたらどうなるでしょう。メンテナンス等大変なことになってしまいます。ある程度、共通のムーブメント、共通パーツ類を使用するのは利便性に優れています。それに製造コストも下げられることが出来ますので時計自体の価格にも影響してきます。 時計は物価から考えると昔の方がはるかに高かったんですよ。私自身の考えでは時計の命はムーブメントなのかもしれませんが、それよりも名ブランドの歴史や伝統、物語の方が好きです。オメガのスピードマスターならアポロ計画、ロンジンならリンドバーグの飛行やアムンゼンの南極探検、カルティエにはサントスデュモン、その他もここでは語りきれないほどの事があります。各ブランド・各時計にはドラマがあります。時計の魅力は尽きません。だから今でも他の物と比べて高価な物なのに欲しいし、そしてお金を使えるのです。私はそう思います。 それから人によってETA社のムーブメントを毛嫌いされる方がいますが、そんなことはありません。私は良いムーブメントだと思います。だから実際数多くのメーカーが採用しているのです。 時計は趣味の物です。中身に凝る方は思いっきり凝ってもらって構いません。ビート数がどうとか、巻き上げ効率がどうとか、こだわってください。それぞれの楽しみですから。時計について皆様それぞれ色々な意見があると思います。だからいいんです。私自身、趣味のことに関しましては“天上天下唯我独尊”“自画自賛自己陶酔”思いっきりナルシストでいいと思います。数学と違って答えは出ないし、その方が平和です。 自画自賛な事を1つ。当社でお薦めしている、カールF.ブッフェラーはお蔭様で人気爆発・大好評です。入荷まちの為、お待ち頂いているお客様もう少しお待ちください。待っている時間もいいものですよ。 次回もお楽しみに。

 

 
         

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