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「店長物語その17」

 
       
    今週は時間を作れたので、国立西洋美術館の「ムンク展」と上野の森美術館の「シャガール展」を見て来ました。忙しい訳でもないのですが、なかなか暇がないのです。ビンボーだから仕方がないのかな!ビンボー暇無しですから。 どちらの展示も素晴らしかったですよ!「シャガール展」は、作品の展示よりもシャガールを撮った写真がメインだったのですが、かえって新鮮な感じがして良かったです。ムンクとシャガールですが、どちらも幻想的な作品ですよね!私は、シャガールが陽でムンクが陰、そんな印象を受けました。シャガールの絵を見ていると、宮崎監督もパクッたなと思えてしまいます。「魔女の宅急便」のキキを描いた絵は、そのイメージだと思います。私は、幻想的な絵画も好きです。描写は、全然細密になりますが、ミシャなんかも好きです。 前書きが長くなりました。私の高校時代の話を続けます。私は、いろんな趣味があるんですが、大体は高校時代に興味を持ちました。私が通った明治大学附属中野高等学校は、生徒数の多い学校でした。一クラス60数名で11クラスありました。それだけ人数が居るといろんな趣味を持っているのがいます。基本的にお金持ちのセガレが多い訳です。本格的なの結構いましたよ。カメラでもスキーでもテニスでも道具は一流品を使います。高校生の子供が使う物じゃないですよね!そう思える事が多かったです。当時、私はカメラが好きでキヤノンを使っていました。当時、ライカやハッセルを使っているのはいませんでしたが、コンタックスはいました。腕時計ですが、高校に入学して「セイコーファイブアクタス」と言うのを入学祝いに貰って使っていました。当時で、オメガとか着けてるのいましたからね。カルティエを着けてるのもいました。大きな病院の開業医のセガレが着けていました。彼は、今は歯医者になっています。ルアーとか自転車が趣味なんてのもいました。読者が趣味のなんか、信じられない位の本を読んでいました。クラシックの音楽会に行くのが趣味とか美術館好きとかいろんなのがいました。高校時代、お蔭さまで随分視野が広がりました。ペン、万年筆に興味を持ち出したのも理由があります。私は、もともと幼い頃から文房具が大好きでした。おもちゃのように思っていたのかも知れません。万年筆やBPも凄いの持っているのいるんですよね!当時、私は、プラチナ万年筆を使っていました。中学の入学祝いに買って貰った物です。当時でパーカーやモンブランを使っているのいるんですよ。ペリカンやウオーターマンもいましたから。画材でカランダッシュの存在を知ったのはその頃です。人が使っているの見ると欲しくなるんですなよね。ただ、別荘や外車は買えないですよね!カメラも20万円クラスのなかなか買えません。高校生ですから。万年筆なら買えるなと思いました。高校二年生の終わり頃、当社でパーカーの万年筆を二本買いました。それが、私と当社の最初の出会いです。パーカーを買ったのは、当時少し前に読んだ本にアィンシュタインの愛用品がパーカーと書いてあったのを見て欲しくなったからです。二本買ったのは、あんまり安くしてくれたので、迷わず二本買ってしまいました。アルバイトなんかしてもいません。お小遣いを貯めて買いました。贅沢な子供でした。弘法、筆を選ぶ!高級な万年筆を使えば頭は良くなるし字も上手くなる。そんな事はなかったですね。 今の生活を考えるととんでもないですね!亡き両親に感謝。それしか言いようがないですね。親の期待を裏切って今がある
。でも、人生これからです。経済力はないけれど、気持ちは、当時よりも今の方がはるかに幸福です。なんで、当社で買い物をするようになったか?次回、お話します。

 
         

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