ここのところメールでのお便りも頂けるようになりまして、誠に有難うございます。おかげ様で連載を続けていくことが出来ます。より､皆様に楽しんで頂けるように頑張っていきたい思います。 今回は､埼玉県のＫさんからのご質問で「ＧＭＴについて分かりやすく教えてください」とのご質問がありましたので､それについてお答えしたいと思います。 まず、ＧＭＴですがもともとはグリニッジ・ミーン・タイムの略です。１８８４年、ワシントンでの国際子午線会議にて決定されたグリニッジ標準時のことです。ここから、ワールド機能を有するものをＧＭＴと言うようになったのではないかと言われています。 一般的な商品はＲＯＬＥＸの１６７１０のように４針で２４時間針有する物が多いです。使い方としては４針の場合、１つがホームタイム表示、もう１本がローカルタイム表示と考えていただくのが一番分かりやすいと思います。べゼルの回転で計算するのは割と私の経験でというと間違いやすいです。詳しい取り扱いにつきましては省き、取り扱いではない「ＧＭＴ」についてのお話をしていきたいと思います。 まずＧＭＴ機能の時計が広まるきっかけになったのは､パンアメリカン航空がＲＯＬＥＸのＧＭＴを業務に採用したことに始まるそうです。若い方は､パンアメリカン航空をご存知ないかと思います。現在､存在していない会社ですから。相撲ファンの方であればご存知の方もいらっしゃると思います。なぜなら、以前は千秋楽で優勝力士へパンアメリカン航空から賞が出て、パンアメリカンの外国人の方が「ヒュ−ショージュ−」と表彰状を読んでいたからです。当時はかなり大きな会社であったんだと思います。なぜ、そのような会社が無くなってしまったのかは分からないのですが…話を戻しまして､地球は丸い世界ですから場所によって時差が生じます。その時差をパイロットに理解しやすくするために採用したそうです。世界はどんどんと国際社会になっていき、そんな中でＧＭＴ機能の必要性が生まれて来たわけですね。また、日本においてはＧＭＴの話で忘れてはいけないことがあります。現在の日本で一番のスーパースターは誰でしょう。キムタク・イチロー・中田・・・様々な意見があるでしょう。しかし､日本の芸能界で忘れてはいけないスーパースターがいます。世界でも有数の大都市の都知事をしている方の弟さんです。彼が､ＲＯＬＥＸのＧＭＴを付けていたのです。今は亡き石原裕次郎です。「太陽にほえろ」「西武警察」等など、そのカッコ良かったこと！！幼さ心にあまりにもカッコよすぎて自分は絶対にあんなにはなれないと思いました。昔のタイプの赤・青べセルの物ですが、一見派手に見えますがご年配の方々に結構な人気があるんですよ。それは裕次郎の影響なのです。本当ですよぉ。話の脱線ついでに、南極って時差はどうなっているか知っていますか？極地にある為日付変更線は影響ありません。国際条約により南極はどの国の統治も受けないことになっています。そうすると時間は・・・南極には人が住んでいない事になっています。基地において越冬をする人々を除いては。その為、それぞれの国の時間を使用しているそうです。ご存知でしたか？ ＧＭＴ機能の時計は各社から色々と出ています。当社ではそれぞれ､ご予算・機能などで色々とご用意できます。是非､お気軽にご相談下さい。